進歩党は3月9日、第五回定期党大会をオンラインで開催しました。
今回の党大会は、社会進歩党への党名変更とそれに伴う諸規則の変更、そして、2025年の活動方針が議題となりました。
冒頭、党大会議長に福原一弘中央委員会議長が任命された後、鈴木代表より社会進歩党への党名変更とそれに伴う諸規則の変更が提案されました。
鈴木代表は、「日本と世界をより公正で平等なものにするための運動組織として結成された進歩党(正式名称:社会民主進歩党(Social Democratic Progressive Party))は、人類が皆平等であるという意識のもとに、社会主義を社会の不平等を是正し、より公正な社会をつくるための広義の運動であると定義し、市場経済を活用した民主的な社会主義運動である社会民主主義の推進を目指して活動を行ってきた。進歩党はさらに、社会における様々な矛盾・非合理を改善し、より科学的に優れた価値観を新たに創造し普及させることで、人類の歴史を進歩させることを目指し活動を行ってきた。ここで今、私たちは、ITを中心として科学技術の進歩が所得格差を拡大したこと、今後AI技術の発展が寡頭制を強固にする可能性が高いことに危機感を感じ、民主的社会主義の重要性を強調することが必要であると感じ、党名を社会進歩党(Socialist Progressive Party)に変更することを提案する。」と述べました。
これまで、党内において時間をかけて党名変更を議論したことから反対意見はなく、出席者全員の賛成を得て、社会進歩党への党名変更とそれに伴う諸規則の変更案は承認されました。
その後、2025年度運動方針案および2025年度予算案が提示されました。運動方針においては、「昨年3月に結成された未来進歩党が、本党に代わって選挙活動などを本党がこれまでになってきた活動の多くを担うことになり、さらに未来進歩党に関しては、昨年の10月以来、政治団体「共和党」と1996年創設のオリジナルの民主党の精神を引き継ぐ政党連合の設立を目指してきたものの、共和党の党首の無責任な対応により、一向に協議が前に進まず、当初の構想は破談したと言える。しかしながら、未来進歩党は、いわゆる新「民主党」構想の受け皿として、党名変更を目指す決断をしたことから、本党は新組織の中核をなす組織として、活動の幅を広げて行く方針である。」ことが示されました。
両案を含む2025年度活動方針案は満場の一致で承認され、本年度の党大会は無事終了しました。