80回目の「慰霊の日」を迎えて
2025年6月23日
社会進歩党代表
鈴木しんじ
本日、沖縄は80回目の「慰霊の日」を迎えました。80年前の沖縄戦で失われた20万を超える尊い命に、深く哀悼の意を表します。戦後、沖縄は着実に発展を遂げてきましたが、米軍基地問題や経済格差など、多くの課題が残されています。私たち社会進歩党は、沖縄の更なる発展と恒久平和を目指し、以下の3つの柱を掲げます。
・東アジア地域の米軍戦力を維持しつつ、米軍基地の段階的整理・縮小を進めます。
・日米地位協定を抜本的に改定します。
・辺野古新基地建設を中止し、代替候補地の早期選定と普天間飛行場の運用停止を追求します。
現在、ウクライナやガザ地区では激しい戦闘が続き、多くの市民が犠牲になっています。さらに、イスラエルは攻撃の矛先をイランにまで拡大し、アメリカのトランプ政権もこれに同調するなど、戦火が中東全体にまで拡大しかねません。ロシアのプーチン政権やイスラエルのネタニヤフ政権による軍事行動は、国際社会の平和を脅かし、強く非難されるべきです。特に、民間人への無差別攻撃や、病院・学校への攻撃は国際人道法に明確に違反しており、断じて許されません。
また、核施設への攻撃は、施設周辺の広い範囲に甚大な被害をもたらしかねず、国際法上極めて問題であり、阻止されなければなりません。私たちは、「力による支配」が「法による支配」を凌駕している現状に深く懸念を抱かざるを得ません。1996年の国際司法裁判所の勧告的意見では、核兵器の使用または威嚇が、一般的に国際法、特に国際人道法の原則と規則に違反するとされています。この意見を、世界は改めて共有する必要があると考えています。
私たちは、日本を含む国際社会、そして戦闘行為に関与する国々に対し、戦争の早期終結と真の平和の実現に向けた断固たる行動と、国際法及び国際人道法の遵守を強く求めます。